英国永住者の日常

ごく普通の英国永住者の日常の記録です。

イギリスのホテルで働いてみたこと

少しの間イギリスのホテルで働いてみました。

ホテルのイギリス人従業員って本当に少ないようですね。自分がゲストで宿泊する時から思ってはいたのですが、実際働いてみるとフロントデスクに何人か英語のネイティブがいて、支配人と他の何人かのイギリス人従業員以外はみんな外国人でした。高級なホテルは違うのでしょうか?


清掃部に至っては、英語もほとんどわからないみたいな移民の人たちが大部分でした。
(でも同じ国の人たちらしく、みんな昼ごはんの時は和気藹々と話していました。何人か英語のわかる人がいれば、その人が通訳をしてみんなに伝達するのかもしれません。)


時間が不規則だったり、肉体労働だったりで、イギリス人は好まない条件なのでしょうか? 
スーパーにはイギリス人率が多いことを考えてみると、ホテルはそれだけ労働条件が悪いのかなとも思います。
ホテルよりもスーパーの方が時給がよく、営業時間が短いのでシフトも楽なのかもしれません。


確かにレジの方も座っていますし、買い物をすれば社員割引もあるらしいし、そう考えるとスーパーの方が条件的には良いのかもしれません。
日本のスーパーでよくある「いらっしゃい、いらっしゃい。」みたいな掛け声なんかもありませんし、学生にも人気があるバイト先のようです。


ホテルは4つ星のホテルだったのですが、従業員は外国人が多く、多くの人達がフレンドリーで英語がうまくなくても大して気にならないという点では、ものすごく気が楽でした。


どの部署も、体力があって、時間にあまり制限がなく、 接客業が好きという方には向いているかもしれません。そして、自分が好きなホテルなら頑張れるかもしれないですね。もし、インテリアやホテルの方針が好きでなければ、仕事と割り切るしかないですね。もちろんホスピタリティという業種が好きな方は別の意見があると思います。



来年イギリスがEUを離脱してしまったら、ホテル業界どうなるんでしょう?ほとんどの部署で働いている人たちはヨーロッパ各地から来た人達ですが、スキルド/技能職と呼べるほどの職種ではないので、来年以降ビザがおりないのではないかと危惧している人も多いようです。


ホテルで働くことが好きではなかった理由の一つは、客商売の宿命ではありますが、トリップアドバイザーなどのサイトでのリビューです。あの部署のあの人は英語が下手だとか、いいがかりに近いような辛口リビューも中にはあるのです。従業員の英語が下手で被害を被ったなら分かりますが、そうでなければ名指しで発信するようなことなんでしょうか? 書かれた子はショックだったようで、落ち込んでいました。



「トリップアドバイザーに書いてやる!」と、脅しみたいに吐き捨てていく人もいるらしいです。私もお客さんのタクシーを電話で呼んでなかなか来なかった時には、後で苦情が書かれているかもしれないと思い、その後何日かにわたり何度かチェックしてしまいました。



ホテルで働き出してミーティングでトリップアドバイザーの話題が出たので、気になって他のホテルのリビューなども読んで見ましたが、本当に小さなことでいいがかりのような苦情もあったりします。もちろん参考になるような感想もあります。



マネージャーの話によると、いくつかのレストランに全く同じ文面の苦情のリビューを書いている人もいるそうです。苦情のリビューに返事を書いている人達、大変な仕事だなと思います。


先日トリップアドバイザーなどのサイトに悪いリビューと悪い評価の点数をつけていた人が、訴えられたと言う記事をみつけました。
店側が気になってCCTVで調べてみたようです。なんの問題もなさそうに、全部平らげて満足げだったのに、後で悪いレビューを書いていたとか。
それも何度も。店に来ていない日もあったそうで。小さな町のレストランなので大きな被害を被ったらしいです。
訴えられた後は、今までのリビュー等全部消してしまったそうです。



ほんとに行き過ぎた苦情にはちゃんと対処したほうがいいと思います